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もしものときのために知っておきたい遺族厚生年金の受給額について解説

もしものときのために知っておきたい遺族厚生年金の受給額について解説【妻編】

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悩んでいる人
・自分に何かあったときに妻や子に遺族年金はでるのだろうか?
悩んでいる人
・旦那が亡くなったときどのくらい遺族年金がもらえるのか?

 

このような疑問にお答えします。

 

こんな方におすすめ

  • 遺族厚生年金が支給されるのか知りたい人
  • 遺族厚生年金がどのくらいになるか知りたい人
  • 遺族厚生年金が支給される遺族の範囲について知りたい人

 

本記事の信頼性

この記事を書いている管理人のsamkは年金業務に8年以上従事しています。老齢・遺族・障害年金の裁定件数は1000件以上経験をしています。年金の決定額が毎年下がっている現状を目の当たりにしています。

 

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もしものときのために知っておきたい遺族厚生年金の受給額について解説

もしものときのために知っておきたい遺族厚生年金の受給額について解説

あなたがもし亡くなってしまったときあなたの遺族に支給される年金、それが遺族厚生年金です。

 

この遺族厚生年金には支給されるための条件があるので本記事で解説していきます。

 

遺族厚生年金がもらえる遺族の範囲について

遺族厚生年金がもらえる遺族の範囲は次のとおりです。

 

  1. 配偶者と子(夫の場合は55歳以上、子の場合は18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある未婚の子、または障害等級が1級もしくは2級の障害状態にある20歳未満の未婚の子に限ります。)
  2. 父母(55歳以上に限ります。)
  3. 孫(18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある未婚の孫、または障害等級が1級もしくは2級の障害状態にある20歳未満の未婚の孫に限ります。)
  4. 祖父母(55歳以上に限ります。)

 

夫と父母は55歳以上じゃないと遺族厚生年金は支給されない

夫や父母が遺族厚生年金をもらうには55歳以上じゃないと遺族厚生年金は決定されません。

 

不公平と思うかもしれませんが法律で決められています。

 

父母はともかく夫にでないって女性も働いている今の時代にこの法律ってどうなんでしょうか。

 

夫が55歳未満で遺族厚生年金が支給されないときは18歳未満の子がいればその子に遺族厚生年金は支給されます。

 

妻にだけ特別な加算がある⁉

遺族厚生年金を受給できる40歳以上65歳未満の妻には「中高齢寡婦加算」というものが特別に加算されます。

 

ただし、亡くなった夫が被保険者期間が20年以上の加入期間がある遺族厚生年金に限りるので注意しましょう。

 

中高齢寡婦加算の金額は令和元年度で585,100円となっています。

中高齢寡婦加算は妻が遺族基礎年金を受給している間は停止されます。

 

中高齢寡婦加算をもらっている妻が65歳になると、その妻に老齢基礎年金が支給されるので中高齢寡婦加算は打ち切られます。

 

しかし、昭和31年4月1日以前に生まれた妻の場合には、国民年金の加入期間が短いため、老齢基礎年金の額が中高齢寡婦加算の額より低くなる場合があります。

 

そこで、65歳到達後も、その妻の受ける年金額が低下しないよう生年月日に応じて「経過的寡婦加算」という加算が支給されます。

経過的寡婦加算は生年月日によって受給できる金額(19,527円〜585,100円)が違います。

 

昭和31年4月2日以降に生まれた妻には「経過的寡婦加算」は支給されないので65歳になると「中高齢寡婦加算」の585,100円がいっきに減りるので注意しましょう。

 

遺族厚生年金の金額はいくらになる?

遺族厚生年金の金額は基本は亡くなった人が受給していた老齢厚生年金の4分の3です。

 

しかし、65歳以上の配偶者(夫と妻)はもう一つ別の計算方法があります。

 

もう一つの計算方法は配偶者自身の老齢厚生年金の2分の1と遺族厚生年金(老齢厚生年金の4分の3で決まった金額)の3分の2を足した金額がもう一つの遺族厚生年金の金額となります。

 

そして老齢厚生年金の4分の3で決まった遺族厚生年金と比べて高いほうを遺族厚生年金として決定します。

 

つまり65歳以上の配偶者は自分自身の老齢厚生年金が高いほど遺族厚生年金の金額が高くなることになります。

 

さらに、40歳以上65歳未満の妻には先程説明したように「中高齢寡婦加算」が遺族厚生年金に585,100円加算され、65歳以上は生年月日に応じた「経過的寡婦加算」が加算されます。

 

遺族厚生年金は65歳未満は自分の老齢厚生年金と選択、65歳以上は自分の老齢厚生年金優先

現在の年金制度では複数の年金を受給できるときは原則として一つの年金を選択することになります。

 

例えば、老齢厚生年金と遺族厚生年金を受給できる方が65歳未満ならどちらかを選択する必要があります。

 

65歳未満は両方は貰えませんので注意してください。

 

65歳以上の方は自分自身の老齢厚生年金と遺族厚生年金を選択することはできません。

 

65歳以上の方は自分自身の老齢厚生年金を先に受給してその老齢厚生年金より遺族厚生年金の金額が高かったら、その差分だけ遺族厚生年金が支給されます。

 

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遺族厚生年金の受給金額についてまとめ

遺族厚生年金の受給金額についてまとめ

遺族厚生年金の受給金額についてまとめます。

 

  • 遺族厚生年金の受給金額は亡くなった人が受給していた老齢厚生年金の4分の3。
  • 65歳以上の配偶者は自分自身の老齢厚生年金が高いほど遺族厚生年金の金額は高くなる。
  • 40歳以上65歳未満の妻には「中高齢寡婦加算」が加算される。
  • 65歳未満の方は他の年金を受給しているとどれか一つを選択。
  • 65歳以上の方は自分の老齢厚生年金を先に受給する。

 

以上、遺族厚生年金の受給金額についての解説でした。

 

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